架空の地方都市「田丁町」を舞台にした短編演劇プロジェクト。
TRPG (テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)の手法を生かし、仲井陽を中心に、数年に渡って創出された膨大な町の設計や情報のアーカイブを作品背景に持つ。
 町中の道はあまねく迷路のように曲がりくねり、鳥居に十字架がくっついた〝クライスト神社″や、とりあえずなんでも診察する〝重篤病院″、5割の確率で飛行機が行方不明になる〝金田飛行場″、昼に突然太陽が消えてしまう〝黒昼″など、シニカルで奇妙な世界観が特徴。ちょっと不思議で可笑しく、時にほの悲しい日常を描写する。ミニマルな舞台装置に、プロジェクターでアニメーションなどを投影することによって、町の風景を立ち上げる。2015年夏に初の公演を行い、大好評を博した。
 

相模女子大学グリーンホール・多目的ホール



脚本・演出 / 仲井陽
映像美術/ケシュ#203

藤原カムイさん(漫画家)

…これがまた、大好きな世界観なのだ。

米光一成さん(ゲーム作家・ライター)

…その練りに練りっぷりに驚く。

小林弘利さん(脚本家・小説家)

…その奇妙さはいつも、この世界と薄い薄い透明な膜を隔てた向こう側を描いています。

小島ケイタニーラブさん(シンガー/ソングライター)

…素敵な物語は心も体も異世界へ連れて行ってくれるのだろうか。